第59回日本レコード大賞 12月30日
日本有線大賞が歴史的な役割を終えた等々の理由から終了となってから初のレコ大となりましたが、実力派のメンバーが今年も出揃いました。CDの売り上げが良いアーティストを対象にしていることを考えると、勢いもあるメンバーだったと思います。ただ、今までの楽曲とはまったく違う性質を持つ新鮮な新人や若手の登場があったわけではなく、やや今後に不安を感じる部分もありました。楽曲の説得力的な面でも、番組中に流れる往年の名曲の方が確かだったりする部分もありましたし、音楽市場の停滞がまだ続いていることを示しているようにも感じられました。また、CDからデータ配信とメインが移り変わっている現実もあり、有名な「レコ大」もいずれは別の賞にとって代わられるかも知れません。