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今宵の特集は、ベルギーの交易都市・ブリュージュ。家々を縫うのは、トラックを阻むほどの石畳の隘路。旧市街で醸造して、パイプラインで出荷するクレイジー(失敬)なビール工場も登場、街並みが人々に愛されているのだと感じます。この道は、昔々に運河を埋め立ててできたものだとか。水上都市バージョンも見てみたかった!街の象徴ともいえるのが、カリヨン(組鐘)の備えた尖塔。「カリヨン」と聞いて、「NHKのど自慢大会」に出てくるような、パイプが吊るされた楽器を想像していただけに、鍵盤楽器のようなインターフェースにびっくり。
印象的だったのは町はずれにある、女性だけが暮らした家「ベギン会」。女性が自立して生きることが難しかった時代に、寡婦などの人たちが寄り添い、レース編みで生計を立てていたそうです。現代でも、こういうアジール(待避所)って求められているんじゃないかな。