2018年12月19日水曜日

贖罪、湊かなえ、さすがのミステリー大作でした。「ある事件をきっかけに変わっていった少女四人の運命」【感想ネタバレ注意!あらすじ】。 #BOOK

贖罪は、ミステリーを書かせたらピカイチの湊かなえさんの数ある書籍の中でも秀逸な作品だと思いました。

ある事件をきっかけに変わっていった少女四人の運命について描かれた物語がある共通の終わり方を迎えた時に、その少女たちを追い詰めた被害者の母に襲い掛かる事件の真相がなんとも皮肉で、悪いことをした人には、必ず幸せになることはないのだと言われてるような気がして、とても不気味で怖い作品だと思いました。

自分の姉の旦那さんの子供を身ごもってまう作品については、ぞっとしてしまい、屈折してるなと感じました。
誰かに必要とされていたいという欲求が人わ破滅へと導くのだと感じました。

四人の繋がりが1つ真相に繋がるのは、さすがのミステリー作家だなと思えました。
1つ1つ短編集のようなまとめ方をしてるので、文書を読むのが苦手な人でも一章づつ読めば、どんどんストーリーにのめりこめると思います。
最終的には、どこまでが贖罪であるのかということと、一体贖罪とは何なのだということと、贖罪に終わりはあるのかという問いに対して、ストレートぶつかってる作品だと思いました。

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