2016年6月6日月曜日

王妃の館(浅田次郎)感想ネタバレ注意!あらすじ・ホテルに「ネガ」と「ポジ」という二つのグループが使用するという設定のコメディ…。 #テレビドラマ

浅田次郎『王妃の館』は爆笑コメディでした

『王妃の館』はフランスのあるホテルに「ネガ」と「ポジ」という二つのグループが使用するという設定のコメディです。
ネガのほうは昼間だけホテルを使うので格安、ポジの方は泊まるので豪華なツアーという展開です。これだけでカオスな内容になるのは予想できますね。
二つのツアーはやはりそう上手くいくはずがなくトラブルの連続です。そのうちに二つのツアーに関係性が生まれてきて、事態はよりややこしくなっていきます。
この作品のもう一つの物語として、17世紀のホテルに関する話が書かれています。そっちもなかなかおかしく、また人情にあふれていて面白いです。二つの物語があってこそこの作品は完成するのでしょう。
難しいことを考えずにとりあえずげらげら笑ってすっきりしたい人におすすめします。面白くて優しいお話なので、元気がない時にも気楽に読めます。個人的には浅田次郎はこの作品が一番好きです。蒼穹の昴などのほうが人気がありますが私はこれ。

ありがとう寄稿。

過去を聞いてからテル先生は怒るどこか逆に憧れにどの様に向かって行くのかかなり気になってくる内容にもなってくるものです。
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