2016年5月16日月曜日

感想・書評「魔性の子:小野不由美」ネタバレ注意・どこにも居場所のない人へ…映画「残穢」の作者が記す、戦慄のファンタジー(レビュー)。 #読書

魔性の子 小野不由美 どこにも居場所のない人へ 映画「残穢」の作者が記す、戦慄のファンタジー・ホラー

こんなに恐ろしい物語があっていいのだろうか──。
小野不由美は日本を代表する女流ホラー作家である。人の心に潜む暗部をつまびらかに並べて見せるストーリーと静謐な和風ホラー描写の素晴らしさは他に類を見ない。
その作者が記す本作、「魔性の子」はファンタジーノベルとして後にシリーズ化・アニメ化された「十二国記」の序章という位置づけの作品である。
序章ではあるものの「十二国記」と「魔性の子」はそれぞれ単体で読むことができる作品であり、その作風も全く異なったものとなっているので安心してほしい。
さて、この「魔性の子」は教育実習生として母校に戻ってきた広瀬が、高里という周囲に馴染めない生徒を見つけることから始まる。広瀬は周囲に馴染めなかった自らの過去の姿と高里を重ねあわせていた。そんな折、高里を虐めた者が不慮の事故に見舞われる。高里は”神隠し”から戻ってきた子供だったのだ。
次々と報復のように起こる事故。高里は次第に居場所を失っていく。広瀬は高里の語るあちらの世界を信じ、高里を庇おうとするが……。

ありがとう寄稿。

カチコミを受けて組員の間でも不満が溜まっているのです。バランスを崩しかねない中で必死に支えているのが見所にもなってくる
不動7巻第2話「不満」感想&あらすじ・カチコミを受けて組員の間でも不満が溜まっているのです…ネタバレ注意。 #マンガ - ジャンプ部屋ブログ

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