「十字の記憶」 堂場瞬一(どうばしゅんいち)・著
地方紙の新聞記者である福良は、人事異動により20年ぶりに地元、白崎に戻ってきます。着任早々、前代未聞の殺人事件が起こり、取材することになる福良。一方、高校時代に福良と同じ陸上部だった同級生の芹沢は、捜査一課の刑事として同じ事件を追っていました。2人が事件の真相を求めて奮闘する様子を描いた作品です。刑事と記者の接触はご法度であるため、始めは福良と芹沢はそれぞれ別の立場から事件を追いかける様子が語られていきます。職業柄かもしれませんが、福良は少々図々しく自分勝手なところが見え隠れする人物に感じました。それに対して芹沢は堅実で真面目な好人物だったので、どちらかというと芹沢に肩入れするような気持ちで読み進めました。しかし、かつての同級生である早紀が事件に関わっていることが明らかになったとたん、2人が立場などかなぐり捨てて立ち向かっていった姿は圧巻でした。いい大人の彼らが妙に青春に浸っているのは青臭すぎるようにも思いましたが、救いのあるラストで良かったです。
ありがとう寄稿。
この話については猫の耳について書かれているのです。読者においてもこの内容は凄く共感を呼ぶものです。
はぐはぐ【なかよし家族編】第27話「耳は伏せても心は錦?」(こなみかなた)感想&あらすじ・プライベートエリアまで侵入して来た猫がいるのです…ネタバレ注意。 #マンガ - みんなのブログ。