2015年12月21日月曜日

感想・書評「幕臣たちの明治維新:安藤優一郞」ネタバレ注意・敗者となった側の歴史を明らかにするのが本書です(レビュー)。 #読書

『幕臣たちの明治維新』(安藤優一郞)は敗者の思いを汲んだ一冊

明治維新が話題に上がる際、注目されるのは常に明治政府側の人間ばかり。
では、幕府に仕えていた幕臣達は一体どのような末路を辿ったのかを出発点に、明治維新で敗者となった側の歴史を明らかにするのが本書です。
徳川幕府からリストラされた幕臣は何と3万人。
明治維新で敗者となった彼らは、無給でかつての君主に仕える者、裏切り者の謗りを受けつつも明治政府に出資する者、自分たちで事業を興す者と様々な進路を辿ります。
しかし、どんな道を選んだ幕臣も決して明るい未来ではなく、むしろ艱難辛苦を耐え忍ぶ日々が続きます。
やがて、彼らは自分たちが生きた証を「会誌」という形でまとめていきます。
本書は歴史は勝者が綴るものであるという忘れがちな視点を掲示し、敗者の側の歴史を明らかにします。
そして、そこからは現代にも通じる敗者の無念や再起にかける思いが伝わってきます。
奇しくも現代はリストラが普通になりつつありますし、時代の敗者となった幕臣がどのように生きたかを学ぶことは、私たちの人生にも教訓を与えてくれるのではないでしょうか。

ありがとう寄稿。

イケメンっぷり台なしな演技だったが、あとから考えれば完璧にのび太くんでしたね。それで見てみたらのび太がドラえもんの道具を使って調子に乗っているようにしか見えなくなってきた。
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