就職の最終面接で意外な質問に一瞬頭が真っ白になりました
大学4年の就職活動は、実家に帰省しながら、3~4社試験を受けました。大学は理系に進みましたが、地元の募集では、文系の採用のほうが多く、なかなか自分が入りたいと思う会社はありませんでしたが、だからと言って、就職しないわけにもいかず、学部学科を問わないと記載のあった金融系の企業を選択しました。
元々、金融に興味があったわけでもなく、その会社になじみもなかったのですが、理系の応募は珍しいらしく、試験を受けた当初から、ある種の特別扱いのような待遇でした。
2次試験の集団面接が終わってから、個別に先輩社員との面談があったりと、ほかの学生たちの視線を感じながらも、優越感に浸っていたのを覚えています。
一次試験の筆記、二次試験の集団面接(ディスカッション)を通過し、三次試験の最終面接(役員面接)に進みました。
応接室で待っているときから、心臓はバクバクし、すごく緊張したまま面接に臨みました。
面接では、会社に対するイメージや志望動機など、一般的な質問が続き、緊張しながらもなんとか答えることができました。
すると、面接官である役員から、ここからあなたの家までどうやっていったらいいか、道順を教えてください。という質問がきたのです。
私は一瞬、は?と思い、頭が真っ白になりました。
元々道を覚えるのが苦手なので、一瞬考えましたが、ええいもう破れかぶれだと吹っ切れて、自分の知識をフル活用し、家までの道順をこたえました
面接官は道順が知りたいというより、私の反応をじっと見ている感じでしたが、当の私はそんなことを考える余裕もなく、家まで辿り着かなければ!と道を精一杯説明しました。
結果は見事採用。
今となってはいい思い出です。