パンセ(前編・後編)(4月1日、4月2日放送)
テレビ東京系列で2夜連続で放送された深夜のスペシャルドラマ「パンセ」を見ました。まずは主演を務めたPerfumeの演技について。
いつもは音楽番組やライブ映像で見ているPerfumeをドラマで見るのは何だか不思議な感覚でした。
演技についてはプロの役者さんと比較するのはさすがにかわいそうですが、思ったほどひどくはなかったです。
というか、あ~ちゃんは役を演じているというよりは完全に素でしたね(笑)
Perfumeの特性はドラマの中でも発揮されていて、3人が会話するシーンはアドリブかと思うぐらい自然でした。
台本がどこまであったのかはわかりませんが、「普段メンバー同士ではこんなテンションで会話しているのかな」というのが垣間見れた気がします。
私が特に印象的だったのは、洋館のリビングでくつろぎながら音楽をかけて相撲を見るシーンでの3人の立ち位置でした。
静かにソファに座ってテレビを見るかしゆかと、だらーっとしながらお菓子を食べるのっち。そして2人がテレビを見ている間、家事をするあ~ちゃん。
ドラマの中でもそれぞれのキャラクターが反映されているようで、見ていて面白かったです。
後編ではライブ前にいつも3人がやっている円陣を組むようなシーンもあり、ファンとしては思わずクスッとしてしまいました。
制作側はこのグループの特性をちゃんと理解していますね。
ナチュラルで可愛いセットに、ほのぼのとしたあったかい空気感をまとった良いドラマだったと思います。
引きこもり役の勝村政信や突然ひょっこり現れる片桐はいりといった脇を固める俳優陣も良かったです。
Perfumeの普段のステージももちろんいいけど、たまにはちょい役でもいいからドラマにも出てほしい!
そう思える番組でした。